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森田 重光; 片桐 裕実; 渡辺 均; 赤津 康夫; 石黒 秀治
1996 International Congress on Radiation Protection, ,
テクネチウム-99は半減期が約21万年と長く、また、核分裂収率も6%と高いため、核燃料サイクルに係る環境影響評価上重要な核種である。しかし、環境中における濃度が極めて低く、軟ベータ線放出核種であることもあり、環境中における挙動も解析した研究例は少ない。そこで、最近、無機金属元素の超高感度測定装置として注目を集めている誘導結合プラズマ質量分析装置の測定系への適用を検討した。その結果、検出感度を、従来の放射能測定法の10倍から10,000倍に高めることができ、測定時間も1/300から1/10,000まで短縮することができた。開発した分析法を用いてコア状の土壌試料を採取し、テクネチウム-99の95%以上が表層下8cmまでの層に保持されていた。テクネチウム-99は、酸化的雰囲気では陰イオンの化学形をとるため移行しやすいと考えられていたが、実フィールドにおける挙動は、この理論に反するものであった。
辻村 憲雄; 百瀬 琢麿; 篠原 邦彦; 石黒 秀治
Proceedings of International Congress on Radiation Protection, ,
動燃東海事業所のPu燃料取扱い施設の作業環境で、公式線量計であるTLDバッジと固体飛跡検出器による中性子線量当量評価値を比較した。その結果、両線量計による中性子線量評価値は、良く一致した。これより、作業環境の中性子場は、比較的一様であると結論づけ、さらに2つの線量計の応答比を用いた簡便なTLDバッジの構成手法を提案した。
百瀬 琢麿; 辻村 憲雄; 篠原 邦彦; 岩永 雅之
Proceedings of International Congress on Radiation protection (IRPA-9), ,
中性子個人線量計として広く用いられているアルベルト型TLDについて、校正の際に用いるファントムの種類においてTLDの特性(エネルギーレスポンス、方向特性)が、どのように変化するのか実験で求めた結果をまとめた。主な結果は、(1)TLDバッジのエネルギー特性のデータは、以前実施した同様の実験データと良く一致した。(2)人体を精密に模擬したヒューマノイドファントムと他の一般的な校正用ファントムの特性の違いを明らかにした。 以上の結果、より精度の高い線量評価が可能になるとともに、ファントムの標準化の基礎を与えた。